はじめまして、にこと申します。
この度は数あるブログの中から当ブログに訪れていただき、そしてプロフィールをご覧いただきありがとうございます。
4姉妹と末っ子長男の5人の子ども達、8個年上の主人と賑やかに暮らしています。
元保育士であり、福岡県出身、滋賀県在住の30代の主婦です。
好きなものは、家族。
家族で過ごしている時間が一番好きです。
特技は、お米を洗った際にお釜の水を入れる目盛にほぼ一発で分量通り合わせることが出来ます!
…90%ぐらいの確率で!笑
私も主人も実家が遠方なので、近くに頼れる人がいません。
家族の人数が多いことを活かして、みんなで力を合わせて過ごしています。
私がブログを始めたわけ
私の保育士としての経験や母親としての考え方が、
誰かの子育てのヒントの一つとなって、
子どもとの時間をもっと楽しく、
もっと愛おしいものにするお手伝いができないかな…
私自身が子育てをする中で、そう考えるようになったことがキッカケです。
私は「子どもが大好き!」という気持ちから保育士となり、子ども達一人ひとりの個性に寄り添い、成長を見守ってきました。
そして母となりましたが、保育士としての知識や経験だけでは解決できない壁にぶつかることばかり。
当たり前ですが、保育士として子どもと接する立場と、母親としての接する立場はまるで異なり、戸惑いや発見の連続でした。
仕事をしている中ではたくさんの知識やスキルでどうにかなっていたことも、我が子には思い通りにいかないことだらけ。
「子育てってこんなに悩むものだったんだ」
と葛藤を感じる日々でした。
子育てをしてきたこれまでの人生で多くの経験をしてきました。
嬉しいことも、この上ない幸せなことも、いつも子ども達から教えてもらいました。
悲しいことも、苦しいことももちろんありました。
そして今となってやっと笑顔で話せるようになった妊娠・出産の出来事も。
〝同じような経験をしている人はいるかな〟
〝これでいいのかな、何が正解なのか分からない〟
そう思って、育児中に孤独を感じて辛くなってしまう方もいるのではないでしょうか。
実際、私もそうでした。
今でも困ったことがあれば誰かの経験談を探して、参考にしたり、安心したり。
保育士としての視点
5人の子どもを持つ母親としての経験
両方を持っているからこそ気付けること、伝えられることがあるのでは、と考えるようになりました。
「父親」がどういうものか、分からなかった
私の人生に大きく影響を与えた幼少期の出来事をお話しします。
私が生まれる少し前、実の父は病で他界しました。
母は私を一人で育てるために働きに出て、私は祖父母と一緒に過ごす日々を送りました。
ひとりっ子だった私は祖父母の愛情をたっぷり受け、「お父さんがいない」という寂しさを感じることもなく大らかに育ててもらいました。
しかし小学4年生の頃に母が再婚し、生活は少しづつ変化していきました。
10歳年下の妹が生まれ、お姉ちゃんになれた喜びで可愛い妹と過ごす毎日が楽しくはあったものの、小学生高学年という微妙な時期。
新しい父に馴染めず、甘えることもできずにいたので、心の中で距離を感じていました。
その頃から少しづつ、お父さんがいる一般的な家庭の友達を羨ましく思うようになりました。
自分にもお父さんはいるのだけど、何だか違う。
もやもやしながら過ごしていました。
主人との出会い
そんな私が「あたたかい家庭」というものを考え始めたのは、年上の主人との出会いがきっかけでした。
主人は私にとって初めてお付き合いをした人で、年上だったこともありどんな時も頼もしく心強くリードしてくれました。
彼はどこかお兄ちゃんのようでもあり、お父さんのような包容力も持つ人でした。
一緒に過ごす中で心から安心できる関係を築くことができ、自然と
「自分もこんな風に安心できるあたたかい家庭を作りたい」
と思うようになりました。
初めての子育て
結婚してすぐに長女を授かり、初めての出産。
産後間も無くの頃に産院で、長女をお部屋に連れてきてくれた看護師さんとの何気ない会話の中で、
「保育士をしていたんです」
と言った私。
「そうなの?じゃあ、オムツ替えなんかもわざわざやり方を伝えなくても大丈夫ね!」
と看護師さんに言われました。
「大丈夫」
この一言で、
「私、大丈夫なんだ。教えてもらわなくても何でも出来るんだ!」
と思い込んでいました。
保育士時代の経験があったので何でもそつなくこなせると思っていたんです。
実際、産後しばらくは母乳の出も良く、問題なく過ごせていました。
しかし里帰り先の実家では、父の側では赤ちゃんは泣かせてはいけないという糸が張り詰めたような雰囲気。
そのプレッシャーが常にあり、主人と長女との生活が始まってもその感覚を引きずっていました。
泣かせるのはかわいそう、良くないことだと思い込み、パジャマを着たまま一日中抱っこ。
長女は抱っこをしていないと寝なかったので、お布団に下ろすこともせず、家事に手をつける余裕がない日々でした。
自分のことは常に後回しで、おしゃれしてお出かけなんてとんでもない。
「今日もご飯が作れなかった」
と会社から帰宅した主人を迎える毎日で、私はボロボロでした。
そんな私を主人はいつも優しく支えてくれました。
その優しさに救われながら、「一歩ずつ成長していく親子の関係」を感じながら前を向けるようになりました。
笑顔が笑顔を呼ぶ
その後、二女、三女、四女、そして長男を授かり、気付けば5人の子どもの母となりました。
子ども達と過ごす中で少しづつ心に余裕を持てるようになり、
「子育ては子ども一人ひとり違うもの」
「少しくらい手を抜いても大丈夫」
「お父さんお母さんが笑顔でいることが子どもの幸せの源」
当たり前のことだけれど、こうやって考えられるようになりました。
ワンオペで頑張っているお父さん、お母さんの力になりたい!
今でこそ私もたくさんの子どもをもつ肝っ玉母ちゃんみたいになってきつつありますが、普段の生活なんて全然キラキラしてない、超絶ドタバタの毎日です。
そして今でも「これでいいのかな」と悩んだり、迷ったりすることだらけです。
そんな時、同じように子育てをしているお父さんやお母さんとの会話や交流がどれほど心の支えになったかわかりません。
ふとした言葉やちょっとしたアドバイスに安心したり、背中を押してもらえた瞬間が何度もありました。
一方で私自身も保育士として、そして母親として感じたことを言葉にすることで、誰かの助けになれるのではないかと考えるようになりました。
もちろん直接お話しするのも素敵だけれど、文章にして残すことで時間や場所をこえてもっと多くの人に届けられるのではないかと思ったのです。
文章を書くことで、たとえ顔が見えない相手でも
「私もそうだったよ」
「それで大丈夫だよ」
と寄り添えるようなあたたかい言葉を届けられるのではないかな。
そう思ってブログでの発信をしています。
「自分らしい子育て」を見つけてほしい
このブログを読んでいただけた方にお伝えしたいのは
「子育てに正解なんてない」
ということ。
でも、そこにたくさんのヒントや選択肢があるということも伝えたい。
「他の人はこうしているけれど…」と不安になったり、完璧を求めて自分を追い込んでしまう必要はないんです。
子どもも親もそれぞれに合った形がきっとあるはず。
そして、子育ては親だけが頑張るものではありません。
子ども達の成長を地域や社会全体で見守れるような、温かなつながりが広がっていってほしい。
このブログが少しでもそのきっかけとなるよう、親同士が共感し合ったり、子育ての悩みを軽くしたりする場になれたらいいなと思います。
私のつむいだ言葉で、
読んでくださった方の心が少しでも軽くなったり、
前を向くキッカケになったり、
安心してもらうことができたら。
それが私にとって何よりの喜びです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!